女子高生遺体遺棄容疑者夫婦の自宅に3人で1泊、話し合いか - 毎日新聞 - 毎日新聞

（左）警視庁向島署に入る小森和美容疑者＝東京都墨田区で2021年8月31日午前、小出洋平撮影（右）送検のため向島署を出る小森章平容疑者＝9月1日午前、竹内紀臣撮影

　東京都墨田区の私立高校3年、鷲野花夏（かな）さん（18）の遺体が山梨県内の物置小屋から見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕されたともに職業不詳の小森章平（27）と妻和美（いずみ）（28）の両容疑者が、鷲野さんを連れ出した8月28日に群馬県内の自宅に車で戻り、3人で1泊していたことが捜査関係者への取材で判明した。

　章平容疑者と鷲野さんは2年前にツイッターで知り合っていた。和美容疑者は「ツイッターでのやり取りをやめてもらうために3人で話し合おうとしたが、気持ちの整理がつかず殺した」と供述しているという。警視庁向島署捜査本部は話し合いの中で和美容疑者が2人の関係を邪推して殺意が強くなっていったとみて調べている。

　捜査関係者によると、鷲野さんは28日午後3時半ごろ、母親に「友人に会いに行く。夕方には戻る」と言って外出。その直後、墨田区内の駐車場で、両容疑者の車に乗り込む姿が付近の防犯カメラで確認された。その後、両容疑者は鷲野さんを車に乗せて群馬県渋川市の自宅に帰宅し、話し合いをした後、29日夜に再び車で外出したとみられる。

　両容疑者は30日に山梨県早川町の物置小屋に鷲野さんの遺体を遺棄したとして逮捕された。両容疑者は「刺したり首を絞めたりして小屋で殺した」と供述している。

　捜査本部は1日、両容疑者を送検した。【最上和喜、鈴木拓也、木原真希】

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