大学入学共通テストの第2日程が30日、始まり、地理歴史・公民、国語、外国語の試験が行われた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休校で学習が遅れた現役生や、第1日程(16、17日)を希望しながら体調不良や感染者・濃厚接触者となって追試験に回った受験生らが試験に臨んだ。31日は理科と数学が行われる。
第2日程は現役生の学習遅れに対応するために設けられ、718人が志願した。第1日程の追試験や再試験も兼ねており、追試対象者は共通一次試験、大学入試センター試験を通じて過去最多の1721人。再試験は77人。16日に暴風雪で全教科中止となった稚内北星学園大(北海道)でも30日に再試験が実施された。
大学入試センターによると、30日の受験者数は地理歴史・公民が計1398人、国語が計1585人、外国語(リーディング、筆記)が計1735人だった。英語のリスニングでは、一橋大(東京)と大阪大(大阪)で計2人が機器の不具合を訴え、1人は試験を中断した時点から再開テストを受け、1人は辞退した。
第2日程でも複数の文章やグラフなどを提示した問題や、日常生活の場面などを題材とする問題が出された。「英語(リーディング)」の問題文は第1日程よりも2ページ多い34ページだった。
「政治・経済」では、新聞が報じた経済政策に関連する経済学者を選ばせる出題があった。「日本史A」ではコレラや結核など感染症の歴史を問う問題も出た。
受験生はコロナ禍で翻弄(ほんろう)されながらも、全力で試験に臨んでいた。
東京大本郷キャンパス(東京)で受験した都立高3年の女子生徒(18)は、1月上旬に発熱し、コロナの感染が判明。熱は3日ほどでおさまったが、「頭痛が全然治らない。頭痛薬を飲んで試験をやりきった」と話す。第1日程の問題を解いて試験に挑んだが「センター試験より難しいと感じていたが、今日はさらに問題量が多くて苦戦した」とやや疲れた様子を見せた。
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