自衛隊が運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターで24日、高齢者向けの接種がスタートした。新型コロナの感染収束が見えない中、焦りを募らす菅義偉首相は「7月末までの高齢者接種の完了」に賭け、国と地方の行政組織をフル動員し、接種の加速を目指す。
首相「ワクチンで頭がいっぱい」
防衛省職員が陣取った「作戦室」には、当日の接種数や今後の予約状況を映し出した大型スクリーンが設置され、会場の見取り図も張られていた。東京都千代田区の大手町合同庁舎3号館に開設した大規模接種センターの一室。首相は24日、この部屋をはじめ接種会場を見て回った。「自衛隊らしく整然と接種が行われており、ほっとしている。ワクチン接種の加速という経験がないことに挑戦するが、何としてもやり遂げる」。視察後、記者団に強調した。
政府は東京、大阪などに緊急事態宣言を発令しているが、感染者数の減少ペースは鈍い。こうした中で政権がすがるのはワクチン接種の加速化だ。官邸内では「宣言には限界がある。感染収束の決め手はワクチン普及だ」(関係者)との認識が広がる。首相は先週末、面会に訪れた閣僚にこうこぼした。
「ワクチンのことで頭がいっぱいだ。いまはワクチン接種に賭けている」
首相が最優先で目指すのは、…
からの記事と詳細
https://ift.tt/3un5ZBm
日本
Bagikan Berita Ini
0 Response to "求心力低下に焦る首相 自衛隊も動員 「ワクチンに賭ける」本気度は - 毎日新聞 - 毎日新聞"
コメントを投稿