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親の宗教で悩み相談 山上容疑者、同僚に―安倍元首相銃撃 - 時事通信ニュース

2022年07月10日07時06分

高校時代の山上徹也容疑者(卒業アルバムより)

高校時代の山上徹也容疑者(卒業アルバムより)

 安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件で逮捕された山上徹也容疑者(41)は、海上自衛官だった約20年前、親の宗教活動に関する悩みを同僚に打ち明けていた。逮捕後、特定の宗教団体への恨みについて供述しており、長期にわたる苦悩が逆恨みに転じた可能性がある。

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 山上容疑者は任期制自衛官として2002年に採用され、05年に3年間の任期を満了し除隊した。防衛省関係者は「親の宗教関係で悩んでいたみたいだ」と語る。同容疑者は同僚に悩みを相談し、きょうだいの心配もしていた。ただ印象が薄く、当時の同僚らで覚えている人は少ないという。
 幼少期を過ごした家の近隣住民らによると、山上容疑者は子どもの頃に父親を亡くし、その後は母親、きょうだいと暮らした。実家の近所に住む男性(55)は、妹らとボールなどで遊ぶ幼い同容疑者の姿を思い出し、「ごく普通の家庭で育った子。どうしてこんなことになったのか知りたい」と首をひねった。
 進学した奈良市の中学校ではバスケットボール部に所属。目立たず、おとなしいタイプで、「こてつ」というあだ名で呼ばれていた。卒業後は奈良県大和郡山市内の県立高校に進み、応援団に入った。卒業アルバムには将来の夢について、「わからん」と記していた。
 山上容疑者の現住所は奈良市内の8階建てマンション。住民の60代女性は「すれ違った時にあいさつしたら、あいさつも返ってこないし、会釈もなかった。すごく悩んでいるように見えた」と振り返った。同じ8階に住む会社員の男性(55)は「去年の秋ごろ、電動工具の音がうるさいことがあった」と話す。同階の60代男性もこの1カ月の間に、「ギコギコ」とのこぎりで切るような音を耳にしたという。

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