不明者捜索の警察犬が山中に「逃走」兵庫県警のクレバ「見かけたら110番を」 - 毎日新聞 - 毎日新聞

　25日午後1時半ごろ、兵庫県福崎町田口の七種山（なぐさやま）（標高683メートル）で、行方不明者の捜索をしていた県警鑑識課の警察犬「クレバ」（雄のシェパード、2歳）が突然走り出し、山中に逃げ込んだ。県警は26日も捜査員ら63人を動員して捜したが見つかっていない。

　同課によると、25日午前11時半ごろ、担当の捜査員が、クレバを含む警察犬2匹を連れて山中を捜索。午後1時ごろに倒れている女性（54）を発見したが、既に死亡していた。捜索を終えて引き揚げようとしていたところ、クレバは捜査員が持つリードを振り切って逃げたという。

　警察犬は、物や足跡などに付いたにおいをもとに、行方不明者の捜索や容疑者の追跡などができるように訓練された犬。県警に所属する11匹の中でクレバは最も若く、2019年7月に警察犬になった。体長約120センチ、体高約70センチで、体毛は茶色と黒が交じっている。県警は「見かけたら110番してほしい」と呼び掛けている。【春増翔太】

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