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大阪都構想、投票スタート タイムラインで速報します [大阪都構想] - 朝日新聞デジタル

 大阪市を廃止し、四つの特別区に再編する「大阪都構想」の是非を問う住民投票が1日朝、始まった。有権者は日本国籍を持つ市内に住む18歳以上の約223万人で、投票は午後8時まで。開票作業は午後9時から市内24カ所で行われる。

 都構想をめぐる住民投票は2015年に続いて2度目で、賛成多数になれば、1956年にできた政令指定市が初めて廃止されることになる。この日の動きを、時系列のタイムラインで追いかけます。

12:00

維新が街頭演説 「都構想が大阪の力発揮する」 

 大阪都構想を推進する大阪維新の会は正午過ぎ、大阪市中央区の南海難波駅前で吉村洋文代表代行(大阪府知事)と松井一郎代表(大阪市長)がそろって街頭演説した。

 難波駅前は維新が節目で演説を行う定番の場所。吉村氏は「都構想に賛成の1票をお願いします。大阪市と大阪府はどうしても二重行政になってしまう。絶対に都構想にした方が大阪の力を発揮できる」。松井氏は「次の世代の未来を作るのが大阪都構想。二度とバラバラにならない仕組みを作って次の世代に引き継ぐ」と訴えた。

拡大する写真・図版投票日をむかえ、大阪都構想への支持を呼びかける吉村洋文・大阪府知事=2020年11月1日午後0時3分、大阪市中央区、西岡臣撮影

正午時点の投票率は16.42%

 大阪都構想の是非を問う住民投票をめぐり、大阪市選管は正午現在の投票率を発表。16・42%と前回20・41%よりも3・99ポイント下回っている。

11:10

「大阪市なくすな」共産がプラカード 

 都構想に反対の共産党は朝から、市民団体とともに各投票所前で「大阪市なくすな」などと書かれたプラカードを掲げた。東淀川区の投票所前に立った40代の女性は、小学生を含む3人の子育て中。「共働きで子子どもが学童保育を利用しているが、特別区になって財源が減ったら真っ先に削られるのではないかと不安」と話した。

 投票所近くでは、長岡ゆりこ市議が「大阪市がなくなって特別区になれば職員も増え、経費が増える。いま提供できている子育て支援や医療費助成といった住民サービスにあてる予算も少なくなっていく。これは市民のみなさんにとって大問題」と訴えた。

拡大する写真・図版投票所前で「大阪市なくすな」と書かれたプラカードを持つ市民団体の男性=2020年11月1日午前11時8分、大阪市東淀川区、森下裕介撮影

11:00

公明党の国会議員らが賛成呼びかけ 

 午前11時、公明府本部代表代行の山本香苗参院議員と幹事長の土岐恭生市議が、大阪市鶴見区のスーパー前に集まった約40人の支持者らに、「一人でも多くのご賛同を」と賛成を呼びかけた。

 土岐市議は「前回の案と全然違うものになった。公明党の都構想になった」と強調。山本参院議員は「市民のみなさんの力を引き出す、新しい仕組みが必要。関西、日本経済を引っ張っていく大阪をみなさんと一緒に作りたい」と訴えた。

 公明は夕方まで府本部所属の国会議員らを中心に市内各地の街頭で活動し、電話やSNSでも賛成を訴える。

拡大する写真・図版「一人でも多くのご賛同を」と訴える、公明党の山本香苗参院議員(左から2人目)と土岐恭生市議(同3人目)=2020年11月1日午前11時10分、大阪市鶴見区横堤3丁目、多鹿ちなみ撮影

10:50

REAL OSAKA「市廃止、本当にいいのか」 

 大阪都構想に反対する連合大阪などでつくる政治団体「REAL OSAKA」では、この日朝からスタッフが大阪市内の事務所で街頭活動のコースをチェック。車3台を住宅街を中心に走らせ、有権者に「投票に行こう」と呼びかけた。4人1組のスタッフも「都構想にNO」と記したTシャツ姿で回った。

 団体は市の廃止・分割は市民にメリットがないと9月末に結成。コロナ禍の中、SNSによる情報発信も力を入れた。事務局次長の樋口伸介さん(52)は「本当に市を廃止していいのか。大切な1票をぜひ投じて」と話す。

拡大する写真・図版連合大阪などでつくる団体「REAL OSAKA」。スタッフが午後から回る街頭活動のコースをチェックしていた=1日午前10時58分、大阪市北区

10:30

自民党市議らがデメリット訴え 

 都構想に反対する自民党は朝から各地で活動をスタート。大阪市住吉区では午前10時半から、自民党府連の所属議員ら6人が2班に分かれて練り歩き、住宅街や投票所付近で都構想のデメリットを訴えた。

 党府連幹事長の多賀谷俊史・大阪市議は「大阪市廃止にNO!」と大きく書かれたのぼりを掲げ、「大阪市を廃止することは必ず住民サービスの低下を招く」「皆さんの1票が皆さん生活を、大阪市を守ることになる」などとマイクで呼びかけた。

拡大する写真・図版都構想反対を訴えながら歩く自民党大阪府連幹事長の多賀谷俊史・大阪市議(左)=2020年11月1日午前11時20分、大阪市住吉区、本多由佳撮影

9:00

投ヒョウ号が発進 

 午前9時ごろ、大阪市民に投票を呼びかけるヒョウ柄の電気自動車「行こう!投ヒョウ号」が大阪市役所から出発。計8台が市内4カ所から次々と繰り出した。

 投票の「票」と動物の「ヒョウ」を掛けたもので、1人乗りの電気自動車の車体にヒョウの写真をラッピング。市から委託を受けた宣伝カーの製作会社が、9月末から2週間ほどで完成させた。「とにかく目立つように」と市側から要望があり、細部まで打ち合わせを重ねたという。

 夕方まで2台1組で、約120カ所の投票所周辺を走り回る。

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